MLP(マスター・リミテッド・パートナーシップ)への投資
安定的な収益モデルを背景に、相対的に高い利回りを提供していることなどが魅力となり、日本国内でも米国MLPへの注目度が高まっているようです。
MLPとは、マスター・リミテッド・パートナーシップの略で、主として米国における、共同投資事業形態のひとつです。
同様の投資形態であるREITが不動産からの賃貸収入を主な収益源としているのに対し、MLPは、エネルギーインフラ関連事業が収益の中心です。
主として、石油や天然ガスなどのパイプラインや貯蔵施設といったエネルギーインフラ関連事業に投資を行ない、パイプラインや貯蔵施設の利用料などを収益源としています。
MLPの主力事業のひとつであるパイプラインは、流通量に応じて収益が伸びる特性があることから、収益が安定する傾向にあります。
原油、ガス、その他のエネルギー資源の採掘、処理、および輸送を行うミッドストリーム・セクターと呼ばれるインフラ事業は、比較的安定した収益、キャッシュ・フロー、および配当を生み出すことが特徴となっています。
このセクターへの投資は、税制面で優遇を受けるマスター・リミテッド・パートナーシップ(MLP)の形態を取る企業に投資することにより、より高いインカムを得ることが期待できます。